誰もが憧れる美脚。
ハイヒールを履くことで物理的に脚が長く見えるだけでなく筋肉が引き締まる効果があることはよく知られています。
そればかりでなく姿勢も正され、代謝アップの効果もあります。
でも毎日ハイヒールを履くのはちょっと大変。疲れるし、慣れていないとむくんだりするんじゃないかと不安に思う方も多いことでしょう。
実はその通りで、簡単なようで意外と難易度が高いハイヒールダイエット。
ただハイヒールを履けばいい訳ではなく、間違った方法で実践すると、逆効果になる場合があります。
今回はハイヒールダイエットとは何か、そのダイエット効果とやり方を紹介します。
美脚を手に入れるために最適なヒールの選び方に加えて、正しい歩き方と基本姿勢、最大の足痩せ効果を出すために気をつけたい注意点などをまとめていきます。
目次
ハイヒールダイエットとは?
ハイヒールダイエットとは何か、そもそも耳慣れない人も多いと思います。
このダイエット方法は、
ハイヒールを履いて歩くことで美脚を手に入れる
というダイエット方法になります。
ハイヒールといえば、背を高く見せたり、足を綺麗に見せたりなど、おしゃれをする際に使用するアイテムですが、長い時間、履いて歩いていると疲れますよね。
実はハイヒールを履いて歩いている状態というのは、つま先立ちをしながら歩いている、みたいなもので、普通に歩くよりもふくらはぎの筋肉を中心に大きな負荷がかかるのです。
つまり、ハイヒールを履いてあるいているだけで、エクササイズとしての効果は普通に歩くよりも大きなものが得られるのです。
美脚を手に入れるためのダイエット法の1つとして、かかとの上げ下げ運動などもありますが、ハイヒールダイエットで痩せるメカニズムとしてはそれと同じ。
ぺったんこ靴を履いているよりもハイヒールの方がダイエット効果がある理由は、少ない面積でかかとを浮かしたような状態で体を支えることで全身の筋肉が鍛えられるからですね。
美脚に導く効果が主ですが、筋肉が鍛えられることで基礎代謝も上がるので、結果的に全身のシェイプアップ効果も期待できますよ。
ハイヒールダイエットを効果的に行うための靴の選び方
ハイヒールダイエットを行なっていく上で、まずはヒールを選ぶことから始めましょう。
どんなヒールでも履けばいいというものではなく、自分にとって負担が少なく最大の効果を出せる靴を選ぶことがとても重要です。
ハイヒールに限らず自分に合わない靴だと、痛みを感じたり、靴擦れができたり、外反母趾になったり、いいことはありません。
ここは多少お金を払ってでも、いい靴を選びましょう。
最適なヒールの種類
ヒールにも色々種類があります。
見た目にも美しく、かかる負荷的にも一番効果がありそうなのはピンヒールですが、初心者の方にはおすすめしません。
負担の方が大きいので、続けられないですし、ここ一番という時に履くものですからね。
また足の甲が広く露出するサンダルは脚を綺麗に長く見せてくれますが、
体を支える面積が少な過ぎるため、大きな負担がかかります。
ダイエット目的ではおすすめしません。
どんな服にも似合うシンプルなデザインで、ヒールが細すぎないものを選びましょう。
個人的におすすめなのはウェッジソール。ヒールが繋がっている種類です。
慣れてくるとヒールだということを忘れるくらい楽ですよ。
けれど立派なヒールなので、ちゃんとダイエット効果があります。
ハイヒールの高さは9cm程度が理想
ハイヒールの高さも重要です。
身長にもよりますが、一般的に9cmくらいのヒールがよいと言われています。
5cmを切ると、ヒールとはもはや言えません。
また11cmを超えると、体重が前にかかり過ぎるため足への負担が大きく、姿勢も崩れてしまいます。
数字はあくまでも目安ですが、高すぎず低すぎず、真っすぐな姿勢を保てるヒールを選びましょう。
逆にヒールが相当高くても、つま先の方も高くなっているものは、見た目よりも負担が少ないです。
ヒールからつま先の高さを引いた高さのヒールだと思えばよいかもしれません。
見た目的には高いヒールなので、いいとこどりですね。
最近は家の中でもかかとが高くなっているスリッパなどがありますね。
靴を脱いでからリラックスした状態で何気なく脚痩せできるので、外でヒールを履くことに抵抗がある人は、ここから始めてみてもよいかもしれません。
ハイヒールダイエットのやり方は歩き方が重要
ヒールダイエットでの主役は、実は靴ではないのです。
大事なのは姿勢と歩き方。
どんなによい靴を履いていても、姿勢と歩き方ができていなれば効果は半減してしまいます。
では正しい姿勢と歩き方とはどんなものなのか?
それぞれ説明していきます。
ハイヒールダイエットの正しい姿勢と歩き方
壁に背中を付け、真っすぐ立ってみましょう。
顎は少し引きます。
頭のてっぺんから糸で引っ張られているのをイメージして下さい。
これが正しい姿勢です。
この状態を保ったまま、歩くことを心がけて下さい。
普段、どんな歩き方をしていますか?
革靴を持っていたら、ソールを見てみて下さい。
もし、外側、或いは内側に偏って減っていたら、重心が傾いています。
靴の底が減っていない方に重心を置くことを意識しながら歩いてみて下さい。
また、かかとよりもつま先に力を入れて歩くと、重心が前にいくことで背筋が伸びます。
これはどのスポーツでも常識で、重心は前にした方が、パフォーマンスが上がります。
いつでも動けるフットワークの軽い人の方が、瞬発力、消費エネルギーが高いです。
ガニ股や内股にならないよう、真っすぐなライン上を歩くようにして下さい。
歩幅は気持ち広めに。
そうすることで重心の移動がスムーズにされ、歩幅が広くなると自動的に腕の振り幅も広がるので、運動効果があります。
ヒールを履くことを習慣化すると効果的
ヒールを履くのに慣れていないという人は、ヒールハイな状態を作ってヒールを習慣化するのがおすすめです。
実は10代から20代前半までの私は、まさにこの状態でした。
身長にコンプレックスがあったこともあり、ヒールを履かずに人前に出れなかったのです。
ヒールはユニフォーム。他に選択肢はありませんでした。
どうしてもヒールを気軽に履けない、履いたところで疲れちゃうし、と考えてしまう人は、周りからの見られ方を意識して、自分に心理的な暗示をかけましょう。
美しくなりたい。
モテたい。
服を綺麗に着こなしたい。
憧れの人になりたい。
ダイエットの本来の目的に立ち返りましょう。
ファッションは我慢だ、なんて言葉もありますが、多少の努力は必要です。
ヒールを履かないデメリットは、
- 身長が低く見える
- 脚が短く見える
- だらしなく見える
- 歩き方が悪く見える
- ファッションが洗練されない
などです。
多少疲れようと、ヒールを履くだけでそれは全て解消されます。
一言で言えば、美人度が格段にアップします。
ただ、基本ですが、靴は綺麗に磨き、かかとの釘が出ないようにはしましょうね
ハイヒールが苦手な人におすすめの足痩せダイエット方法
どうしてもハイヒールを履くのが苦手・・・という方のために、ハイヒールを履かなくとも同様のダイエット効果が期待できるダイエット方法を紹介します。
歩き方を意識したエアーヒールで痩せる!
これは私が実際にやっていることで、ヒールと同様、もしくはそれ以上の効果があります。
エアーヒールと呼んでいるのですが、文字通り、ヒールを履かずにヒールを履いている状態を作る、要はつま先立ちの状態です。
先ほど書いたように、重要なのは靴を履くことではありません。
歩き方と姿勢なのです。
スニーカーでも、裸足でも、一日に何回かつま先立ちで歩きます。
私がよくやるのは、駅の階段を上がる時は、常につま先で登ることです。
階段なら不審に思われることはありませんし、これを毎日やるだけで、脚は引き締まり、ヒップアップにもなります。
家の中でも、例えばベッドからトイレまで歩く時は必ずつま先立ち、などと決めておき、強制的に何度かつま先立ちをするようにします。
すぐに効果を実感できますよ。
効果的なかかと中敷き
実際、私もそうなのですが、ファッションとしてヒールがあまり好きではない方もいらっしゃることでしょう。
そんな人には、中敷きがおすすめ。
普段の靴のかかとの部分だけに中敷きを入れておく、或いはかかとが高くなっている中敷きを入れておきます。
いわゆるシークレットブーツ状態です。
誰にも気付かれることなく、ヒール状態になれ、自分の慣れている靴で実践ができます。
ハイヒールダイエットの美脚効果を上げるポイント
このようにハイヒールダイエットを成功させる上では靴自体よりも、姿勢や歩き方が重要となっています。
それを保ち、美脚効果を上げるために役立つちょっとしたことを紹介します。
体の歪みを正す
ダイエットの大敵は、カロリーの次に体の歪み。
まず、脚を組むのをやめましょう。
頬杖や待ての姿勢もそうですが、左右どちらかに偏る姿勢を控え、重心を真ん中にするように意識していると、バランスのとれたスタイルになっていきます。
ヒールで歩くことに慣れる
また、すぐに座るのをやめましょう。
立っていること、歩いていることに慣れると、ヒールで歩くことのハードルも下がります。
適度にヒールを履かない日を作って休む
あとは、ヒールを休む日を作りましょう。
ヒールを履いている日と履かない日を作ることで、メリハリができます。
不自然な状態で歩いていることは事実。足を休めてあげることが必要です。
ストレッチ、マッサージ、ぺったんこ靴での散歩。
足も休まり、適度な緊張感で次に臨めます。休肝日みたいなイメージですね。
まとめ
意外と奥が深いハイヒールダイエット。
ハイヒールを履くこと自体よりもやり方に工夫が必要だとお話ししました。
けれど、難しいことは何にも無いのですよ。
よく分からない人は、週に1回でも、とにかくハイヒールを履いてみましょう。
普段使わない筋肉を使うことで、効いていると感じるはずです。
身長が高くなることで自分が見える世界も変わりますし、周りの視線がいつもと変わります。
颯爽とハイヒールで歩く人を観察してみて下さい。かっこいいですよね。
真似したくなりますよね。真似したら、毎日したくなりますよ。