ほうれん草にはチラコイドと呼ばれる注目のダイエット成分が含まれており、今多くの方がほうれん草ダイエットを実践されています。
今回は、ほうれん草の効果やダイエット方法・レシピとともに、チラコイドを効果的に摂取できるサプリメントについてみていきます。
目次
ほうれん草ダイエットとは?
ほうれん草ダイエットとは、一体どんなものなのかご存知でしょうか?
ほうれん草ダイエットとは、名前の通り、ほうれん草の
- 低カロリー
- 満腹効果をもたらす
- 血糖値の上昇を抑える
- ビタミンや食物繊維が豊富
などといったダイエットパワーを利用したダイエット方法。
では、なぜ今ほうれん草がダイエット食品として脚光を浴びているのか、順に見ていきましょう。
ほうれん草がダイエット食品として注目される理由
昔、ほうれん草を食べてパワーアップするアニメがあったのをご存知でしょうか。
当時、そのアニメを見ていた人たちにとって「ほうれん草=パワーアップ」という印象が根付いたほど人気のアニメだったそうですよ。
実際、ほうれん草には力がみなぎるような多くの栄養素が含まれています。
特にダイエット中には欠乏しがちな栄養素が多くその上
低カロリー&低価格
なため、ダイエット中にはぜひとも積極的に食べたいダイエットにとても有効な野菜なのです。
ほうれん草のダイエット効果は研究結果も出ている
そもそも「ほうれん草ダイエット」の始まりは、スウェーデンのルンド大学により
「ほうれん草にはダイエット効果」
があるということが研究によって明らかとなったこと。
普段通りの食事にほうれん草エキスをプラスして4週間にわたり摂取したところ、ほうれん草エキスを摂取した被験者グループは平均して約2キロも体重が減少したそうです。
このように、ほうれん草のダイエット効果というのは、研究によって証明されたものなのです。
ダイエットに効果的なほうれん草の栄養素
ほうれん草に含まれる主成分としてよく知られているのは
- 鉄分
- 食物繊維
- 葉酸
あたりかと思われます。
これらは主に健康面に対してプラスに働きかけるイメージがありますよね。
特に「鉄分=貧血を防ぐ」というイメージが強いので、
ほうれん草=貧血予防
などといった印象を持っている方も多いかもしれませんね。
ダイエット中は栄養価が偏り貧血になりがちですので、そういう意味でも、ほうれん草の摂取は心掛けたいものであるのは間違いありません。
しかし、実はほうれん草にはこれら以外にも多くのダイエットに有効な成分を配合しているのです。
その栄養素を順にご紹介していきます。
カリウム(むくみ解消)
ほうれん草に含まれるカリウムの量は100gあたり690mgです。
カリウムといえばウリ科の野菜に豊富と言われていますが、
代表格であるきゅうり、冬瓜と比べても、ほうれん草のカリウム含有量はおよそ3倍にもなります。
そんなカリウムには、
身体の中の余分な水分を排出させ
むくみを解消させる働き
があります。
むくみがとれると体重も見た目もスッキリし、場合によっては一回りくらい痩せたように見えることもあるのです。
ビタミンE(代謝アップ)
ほうれん草に多く含まれているビタミン群ですが、その中でも特に豊富なのがビタミンE。
ビタミンEには
血流を促す働き
があります。
毛細血管の血流を促し全身の隅々まで血液を行き渡らせると身体が温まります。
すると基礎代謝がアップし何もしていなくても脂肪燃焼しやすい身体になるのです。
また、ほうれん草には血液を作り出す
鉄分
も多く含まれているので、ビタミンEとの相乗効果でさらに代謝アップ効果が期待できるといえます。
ちなみに体温が1度あがると代謝は13%アップすると言われていますので、
最低でも36度以上は維持し、脂肪燃焼効果を上げていきたいところですね。
食物繊維&クロロフィル(デトックス効果)
ヨーロッパでは「胃腸のほうき」と呼ぶこともあるくらい、
ほうれん草のデトックス効果は凄いと言われています。
その根拠は
- 豊富な食物繊維
- クロロフィル
この2つの成分の働きが大きいことが理由といえます。
ほうれん草に含まれる食物繊維は
水には解けない
不溶性食物繊維
がやや多く、腸内の不要物や老廃物を吸着しながら、外に出てくるという役割をはたします。
また、食物繊維がとりきれなかった細かい老廃物を
クロロフィル
と呼ばれる食物繊維よりも小さな葉緑体が回収し、体外に排出してくれます。
食物繊維とクロロフィルのタッグで、お腹の中がすっきり綺麗になると、
- 脂肪燃焼効果
- 食欲を抑える効果
など、ダイエットには嬉しいことが沢山あるのです。
ほうれん草ダイエットのやり方とは?
では、肝心なほうれん草ダイエットのやり方はどういったものなのでしょうか?
簡単にいえば、
ほうれん草を毎日食べる
というだけのダイエット方法になります。
しかし、食べるタイミングや量、食べ方に注意をすることで、よりほうれん草ダイエットに成功しやすくなりますよ。
ほうれん草を食べるタイミング
ほうれん草ダイエットをするのであれば、ほうれん草を食べるタイミングは
食事の一番最初
がベストだといえます。
いわゆる食前に食べるということになりますね。
一番最初にほうれん草を食べることで満腹感を与え、食べ過ぎを抑制する効果が期待できます。
さらに、ほうれん草には血糖値の急上昇を抑える働きもあるため、
一番最初に食べることで、その後の食事の血糖値上昇を抑えながら食べたものが脂肪にかわるのを抑えてくれます。
1日に食べる摂取量は?食べ過ぎに注意!
ほうれん草は食べれば食べるほど痩せる…というわけではなく、
1日100g程度
がベストです。
というのも、ほうれん草にはシュウ酸と呼ばれる成分が入っていて、カルシウムと結びつくと結石になってしまいます。
食べれば食べたぶんだけ結石が大きくなる可能性は高くなるため、いくら身体にいいからといって食べ過ぎは注意が必要です。
茹でて食べるのがベスト
ほうれん草は生で食べるよりも、さっと茹でて食べた方が良いです。
これは先ほどのシュウ酸が関連するのですが、ほうれん草は茹でることでシュウ酸を少なくすることができるからです。
生で食べられる「ほうれん草」も売られていたりしますので、何が何でも、茹でて食べないといけないというわけではありませんが、やはりダイエットとして継続的に食べていく上では茹でて食べた方が安心です。
ほうれん草のオススメの食べ方・レシピ
続いてはほうれん草ダイエットを美味しく楽しく、さらに効果的にするための食べ方やレシピをいくつかご紹介します。
ほうれん草の胡麻和え
ほうれん草とゴマの相性は抜群で、同時に摂取することで、より腸内デトックス効果がアップするといえます。
作り方もとても簡単なので、常備菜として作っておくと良いですよ。
【材料】
- ほうれん草1束
- ★すりごま 大さじ5
- ★砂糖小さじ1
- ★みりん 大さじ1
- ★しょうゆ小さじ2
- ★顆粒だし 小さじ1/2
【作り方】
- ★を全て混ぜる
- ほうれん草を茹でて1と混ぜる
ほうれん草のチゲスープ
ほうれん草とチゲを合わせることで、体温上昇と代謝アップが期待できます。
デトックスと脂肪燃焼の2つの効果をいっぺんに得られるメニューです。
【材料】
- 豚ひき肉120g
- もめん豆腐1/4丁
- 大根4cm
- ほうれん草1/3わ
- 白菜キムチ80g
- 大根の葉適宜
- ★おろしにんにく1/2片分
- ★しょうが汁1/2かけ分
- ★白すりごま、しょうゆ各小さじ1
- ★みそ大さじ1~1と1/2
- ★ごま油
【作り方】
- 大根はいちょう切り、大根の葉は小口切りにし、ほうれん草とキムチを一口大に切る。
- ごま油でひき肉をよく炒める。
- ひき肉に火が通ったらキムチを足して軽く炒める
- 水400mlと★の調味料、大根を加える沸騰させる。(アクが出るので取る事)
- そのままふたをして弱火で10~15分煮る。
- ほうれん草、大根の葉、くずした豆腐を入れ、再び煮立ったら完成。
ほうれん草のチーズ焼き
ほうれん草は脂質と一緒にとると、ダイエット効果がアップすると言われています。
チーズは美味しくて栄養満点ですが、高カロリーなことからダイエットの敵とされがちです。
ほうれん草と一緒に食べれば、チーズも怖くはありませんよ。
【材料】
- ほうれん草2~3束
- ウインナー3本
- ミックスチーズお好み
- バター少量
- 塩コショウ適量
【作り方】
- オーブンを200度に予熱しておく
- さっと茹でたほうれん草を3センチ幅に切り、ウインナーはスライスに。
- ほうれん草に塩胡椒をまぶし、耐熱皿に乗せる
- ほうれん草→ウインナー→チーズ→バターの順で乗せていく
- 200度のオーブンで焼き、チーズに焼き色がついたら完成
どれもさほど手間がかからず、おかずとして1品足すのにちょうどいいかと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ほうれん草ダイエットの要はチラコイド
ほうれん草に含まれるダイエット成分の中で、
チラコイド
と呼ばれる成分があります。
実は、この成分がほうれん草ダイエットの要でもあります。
実際、前述したスウェーデンのルンド大学でのほうれん草のダイエット効果の研究成果というのも、このチラコイドの効能によるものだとされているのです。
そのため、チラコイドを摂取して行うダイエットを、チラコイドダイエットなどとも呼んでいたりします。
では、チラコイドとは一体なんなのか、ご説明していきます。
チラコイドがもたらすダイエット効果
チラコイドとは、ほうれん草の葉緑体に含まれる成分のこと。
そしてこのチラコイドは研究によって、
- 満腹ホルモンであるレプチンを出し食欲を抑える
- 食欲ホルモンであるグレリンが分泌されるのを防ぐ
という働きがあることが明らかになっているのです。
その結果、
我慢をしないで食欲を抑えられる
と、海外セレブを中心に大ブームとなり、今日本でも多数の芸能人が愛用する話題のダイエット成分となっています。
チラコイドは「ほうれん草を食べる」だけでは摂取できない?
しかし、ほうれん草に含まれるチラコイドには大きな弱点があります。
それは普通にほうれん草を食べても十分な量が摂取できないとも言われているということ。
これが上記のダイエット成分の中でチラコイドだけ紹介しなかった理由です。
こんなに素晴らしい成分なのに…!と悔しいところですが、ほうれん草そのものからはとれなくとも、ほうれん草からチラコイドを抽出した粉末状のスムージータイプのサプリから摂取が可能となっています。
チラコイドを効果的に摂取する方法
今、日本でチラコイドサプリメントとして人気なのが、『チラコイド』と呼ばれる粉末状のスムージー。
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チラコイドには、
- 100%ほうれん草からチラコイドを抽出
- アレンジが効きやすい粉末タイプのスムージー(料理などに混ぜてもOK)
- 11種類のビタミン
- 6種類のミネラル
- 108種類の植物酵素
といった特徴があります。
非常に飲みやすく栄養価も高いことから、モデルやタレントなども愛用しており、口コミでも評判になっています。
サプリならシュウ酸の心配なし
チラコイドで「ほうれん草ダイエット」を行うメリットとして、ほうれん草のデメリットであった
「シュウ酸の取りすぎ」
という部分に気をつける必要もなくなります。
唯一といったも良いデメリットが、スムージータイプのチラコイドなら解消されるというわけですね。
いちいちほうれん草を茹でる必要もなく、水などと混ぜて飲むだけでほうれん草ダイエットが実践可能。
このお手軽さとチラコイドを摂取できるという点から、今ではチラコイドを用いたほうれん草ダイエットの方が主流になっています。
まとめ
今回は「ほうれん草ダイエット」の効果とやり方をご紹介しました。
ほうれん草には様々な栄養素がバランスよく含まれており、健康的に痩せるには最適。
唯一のデメリットであったシュウ酸の摂取量という点も、サプリメントで摂取すれば解消することができます。
モデルさんなど多くの方が取り入れているダイエット方法ですので、ぜひ実践してみてください。