仕事でくたくたに帰って冷えたビールを飲む…
「このために生きている!」て感じがしますよね。
ところが、ダイエットをしていると
- ビールが飲めない
- 飲み会に参加ができない
など、どうしてもビールを我慢せざるを得ない状況になってしまいます…。
ダイエットの大敵であり、メタボの象徴でもあるビールですが、実は
ビールを飲みながらダイエットができる
というのをご存知だったでしょうか?
ビールを飲んで痩せられるなら、ストレスも溜まりにくくなるし、飲み会も断らずに済むので良い事づくめです!
ここではビールのダイエット効果・効能、カロリーとともに、ビールダイエット方法について、正しいやり方、飲むタイミング、時間、摂取量など解説していきます。
また本当に痩せるのか、痩せないのか、実践者の口コミや注意点までまとめました。
目次
ビールダイエットとは?
ビールダイエットとは、その名のとおり
ビールを飲みながら痩せるダイエット方法
のことを指します。
ビール=太る、の象徴でもある「ビール腹」ですが、実はこの言葉は世界共通で、英語では「beer belly」と言います。
どこの国でも「ビールを飲めば太る」という認識があるということですね…。
ところが近年、ビール腹とビールは関係がないとされているのです。
ビール腹はただの生活習慣病であり、飲み方や量を気をつければ
ビールはダイエットには適した飲料
だという研究結果が、あのハーバード大学で出されているのです。
ビールのカロリー=エンプティーカロリーと聞くけど?
よく、
ビールのカロリーはエンプティーカロリーだから太らない
と言うのを聞きますよね。
ビールのカロリーは350ml缶でおよそ
140kcal程度
となり、白米でいうとお茶碗1杯にも満たない程度です。
この140kcalのうち3分の2はアルコールであり、直接脂肪となって体に残る栄養素ではなく、体内で素早く消費されるカロリーなのです。
栄養素がなくエネルギーにはならない、ということでエンプティカロリー=空のカロリーと呼ばれているわけですね。
飲んでも飲んでも太らないわけではない
ところが、ビールの残りの3分の1のカロリーは
糖質
になってしまうため、ビールをいくら飲んでも太らない、というわけではありません。
しかしビールだけで太れる量を飲もうとすれば、
まず先に肝臓がやられ消化器官に支障が出てきます。
そのため、ビールだけで太ることはまず不可能なのです。
ダイエットの敵はビールではなくおつまみ
このようなことから、ビールが直接ダイエットの敵となるわけではないのがわかります。
ではなぜ、ビールは太るという印象がついてしまっているのでしょうか?
それはビールの持つ
食欲増進効果
が原因としてあげられます。
ビールの苦味と旨味には、不思議と揚げ物やこってりしたおかずが欲しくなってしまう効果があります。
素面の状態でしたら高カロリーなものも抑制できるのですが、アルコールが入っていると判断が鈍くなりますよね。
欲しいがままに高カロリーな食べ物をおつまみにして、ビールが進む、するとまたおつまみが欲しくなる…という悪循環をたどるのです。
これがビールがダイエットの敵とされてしまう原因であり、ビールは直接肥満とは関係がないと言えます。
ビールのダイエット効果・効能とは?
それでは、続いてはビールのダイエットの効果・効能についてご説明していきます。
ビールには、白米がわりに飲めばカロリーを抑えられるという以外にも、様々なダイエット効果がついてきますよ。
脂肪の合成を抑える
ビールの減量となるホップには、
キサントモール
と呼ばれる、苦味成分が含まれています。
あまり聞きなれない成分かもしれませんが、このキサントモールには
脂肪の合成を抑制する
効果があるとされていて、近年の生活習慣病予防医学から注目を浴びています。
ラットを使った実験では、キサントモールを投与されたラットは投与されていないラットに比べ
体重の増加抑制と悪玉コレステロールの減少
が見られたのだとか。
良薬口に苦し、とは言いますが、ビールの苦味成分にもこのように様々な健康効果があるのです。
脂肪の代謝促進・燃焼効果
ビールは脂肪となる栄養素を含まないエンプティーカロリーだ、というのは上の方でも書きましたね。
ではビールには何の栄養素もないのか、と言われればそうではありません。
むしろビールには、ビタミンやミネラルなどがバランス良く含まれているのです。
その中でも
代謝を司るビタミンB郡が豊富
なため、食べた栄養素やたまった脂肪の代謝に効果を発揮してくれます。
むくみ解消効果
ビールを飲むとトイレが近くなりますよね。
一度トイレに行き出すと、その後も何回もトイレへ行く羽目に…。
ビールに含まれる
カリウム
が、利尿作用を促し、体内に溜まった余計な水分を排出してくれます。
ビールを飲みまくった翌日、ちょっと体重が減っていたなんて話を聞くこともありますよね。
むくみは人によっては、外見だけでなく体重にも大きな変化を表す事で出た結果でしょう。
便秘解消効果
ビールを飲むと、便通が良くなる人がたまにいます。
これは、ビールの炭酸が腸内を刺激してくれることが原因と考えられます。
また、アルコールによって血行が良くなることで便秘が改善される事も。
しかしビールを飲みまくって便秘解消をしよう!というのはあまりにも短絡的ですので、あくまで
ダイエットの嬉しい副産物
として捉えておいた方が良さそうです。
炭酸作用でお腹を膨らます
実はビールダイエットにおいて、最も有効であるのがこの
炭酸作用による満腹効果
だと言えます。
ビールを飲むとすぐにお腹いっぱいになってしまいますよね。
炭酸のガスがお腹を膨らませ、満腹感を与えてくれます。
その結果、少量のおつまみでも十分に満足できるようになるのです。
しかし、酔っているとその抑制がきかず、からあげといった油っぽいものを好んで食べてしまいがち。
抑制がきかなくなるほど飲まないように注意することが大切ですね。
炭酸水ダイエットの方法と効果は?痩せた成功者の口コミや注意点も
ビールダイエット方法!効果的な正しいやり方とは?
ではいよいよ、ビールダイエットのやり方についてご説明していきます。
ビールダイエットの方法は、主に下記の通りです。
- 飲む時間は基本的に夕ご飯時のみ
- ビールを飲む量は1日500mlまで
- 飲むタイミングは夕ご飯前にビールを飲んでおく
- 白米の代わりにビールを飲む(晩酌)
- おかず(おつまみ)は低カロリーのものをチョイス
この5つを踏まえて行います。
順番に見ていきましょう。
飲む時間は基本的に夕ご飯の時のみ
まずビールを朝から飲む人はあまりいないかと思いますが、ビールダイエットを行う時間は
夜
にしておくと良いですよ。
夜は最もカロリーを多くとってしまう割に、その後は寝るだけなのでカロリーを消費しない時間です。
カロリーを抑えるという目的でも、夜ご飯にビールを飲んでダイエットをする事はとても適しています。
また、夜に適量のビールを飲むことで血行が良くなり、夜も寝付きやすくなります。
夜にぐっすり眠れることで、ダイエットホルモンとも呼ばれる
- 成長ホルモン
- レプチン
が排出され、寝ている間にもダイエット効果が期待できるようになるのです。
あまり食べていないのにむくんでいたり太っている人は、睡眠不足やストレスが関係している場合があります。
そのような方にも、夜のビールでリラックスするのがオススメですよ。
ビールを飲む量は1日500mlまでで抑えよう
ビールダイエットにおいてビールの飲んでいい摂取量は
500〜1000ml
と言われています。
いくらビールがエンプティカロリーと言われても、ビールには糖質が含まれています。
週末だからどうしても…といった時など、たまの機会には1000ml飲んでも問題ないでしょう。
しかし食事と一緒にぐいぐい飲めば血糖値をどんどんあげてしまいますので、できるだけ
平日は500ml
で抑えられるように、意識して飲むようにしましょう。
飲むタイミングは夕ご飯前にビールを飲んでおく
夕ご飯が始まる30分前に、
ビールを150〜200ml
飲んでおくようにしましょう。
すると適度にお腹が膨れ、夕ご飯の食べ過ぎを抑える効果があります。
この時点で飲み過ぎてしまうと、食事が始まった時にビールが足りずついつい追加してしまいがちです。
必ず、200mlまででやめておくようにしましょう。
また、この時点で飲んだ分と同じだけお茶かお水を飲んでおくとさらに効果的ですよ。
白米の代わりにビールを飲む(晩酌)
食事が始まったら、白米は食べずにビールを主食にしておかずをつまむようにしましょう。
ここで注意しておきたいのが、
ビールとおかずの割合
です。
ビールが多すぎると、おかずが足りなくなっておかずを追加してしまいがちですし
おかずが多いとビールが足らず、ビールをおかわりをしてしまう事になりかねません。
きちんと、ビールは500mlまでという量を守り、それぞれを同時に完食できるようにしましょう。
おかず(おつまみ)は低カロリーのものをチョイス
ビールダイエットにおいて最も適したおかずは
- 冷奴
- もずく酢
- 枝豆
といった、低カロリーでタンパク質のあるものがベストです。
しかし白米を食べている他の家族にしてみれば、おかずにはなりにくいものばかりですよね。
自分だけ別で用意してもいいですが、コストもかかるしどうせなら家族みんなで同じものを食べたいところ。
それならば冷奴を麻婆豆腐にかえたり、枝豆を枝豆オムレツに変えたりと
ヘルシーでボリュームのあるアレンジ
をすると良いですよ。
揚げ物はなるべく食べず、どうしても用意する場合は揚げ焼きにするなどしてカロリーダウンをさせましょう。
発泡酒や第3のビールはどうなの?カロリー・成分を比較
ビールダイエットにおいて、発泡酒や第三のビールを使用しても全く問題はありません。
メーカーによっては、糖質ゼロやカロリーオフのものも出ているので、積極的にチョイスするようにしましょう。
ちなみにビール・発泡酒・第3のビール別のカロリー表は以下のとおりです。
- ビール
- サッポロラガービール カロリー140.0kcal・アルコール分 5%・糖質 10.15g・プリン体 28mg
- キリン一番搾り生ビール カロリー144.0kcal ・アルコール分5%・糖質 9.5g ・プリン体 31mg
- アサヒスーパードライ カロリー 147.0kcal・アルコール分 5% ・糖質10.5g ・プリン体21mg
- サッポロ エビスビール カロリー 147.0kcal ・アルコール分5.50% ・糖質10.5g ・プリン体38.6mg
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ カロリー164.5kcal ・アルコール分5.50% ・糖質13.3g・プリン体 33.25mg
- 発泡酒
- キリン淡麗グリーンラベル カロリー102.0kcal・アルコール分4.50%・糖質2.5~3.9g・プリン体9.1mg
- 麒麟淡麗(生) カロリー 158.0kcal ・アルコール分5.50% ・糖質11.9g・プリン体 12mg
- サッポロ北海道生搾り カロリー154.0kcal ・アルコール分5.50%・糖質 11.2g ・プリン体11.9mg
- アサヒ本生アクアブルー カロリー122.5kcal・アルコール分 5% ・糖質4.2~6.3g・プリン体8.4mg
- 麒麟淡麗(生) カロリー58.0kcal・アルコール分5.50%・糖質 11.9g・プリン体 12mg
- サントリー MDゴールデンドライ カロリー157.5kcal ・アルコール分6% ・糖質10.5g ・プリン体7.35mg
- 第三のビール
- サントリー 金麦 カロリー150.5kcal ・アルコール分5% ・糖質11.2g・プリン体 12.25mg
- サントリー ジョッキ生 カロリー122.5kcal・アルコール分 5% ・糖質3.15~7g・プリン体15mg
- キリン のどごし生 カロリー151.0kcal・アルコール分 5% ・糖質10.9g・プリン体 6mg
- サッポロ 麦とホップ カロリー154.0kcal 5%・糖質 11.55g ・プリン体35mg
- クリアアサヒ カロリー157.5kcal ・アルコール分5% ・糖質11.2g・プリン体 15.4mg
参考になさってみてくださいね。
ビールダイエットは痩せる?痩せない?口コミまとめ
一般的にビールといえば、ダイエット中は控えたいものというイメージがありますよね。
ビールのダイエット効果や効能は見てきましたが、果たして本当に痩せるのか?痩せないのか?実践者の口コミをみてみましょう。
やばい、1ヶ月で10キロ痩せたわ。朝をコンビニスムージー、夜を納豆、もずく、サラダ、ノンアルコールビールにして運動全くしてないのに。
— poco (@pocodachs) 2018年3月6日
昔、ビールダイエットで5kg痩せたよ\( ・ω・ )/
— しば107 (@48107_MAD) 2018年3月3日
ビールは太るって言われてるけど、私がここ3日間ビールガンガン飲んでたら3kg痩せたからそれは嘘です〜〜〜!!!!!!!
— たろみ(ん)。 (@AxsD__55) 2018年2月23日
ビールやめてハイボールにしたら痩せた。ちなみに糖質オフ的なビール系発泡酒は体臭キツくなったような…
— みみみふぃふぃ (@3kakuago) 2018年2月22日
このようにビールダイエット成功者は実際にいらっしゃいます。
もちろん個人差はありますし、ビールダイエット以外の部分にも気を遣う必要はありますが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
ビールダイエットの注意点
ビールダイエットはストレスなく続けられるのが嬉しいポイントですが、注意すべきところがあります。
それは
休肝日を週に1日つくること
です。
肝臓は代謝を司る臓器のため、機能が弱まるとダイエットにも弊害が出てきます。
また、沈黙の臓器とも呼ばれていて、とても我慢強い臓器です。
その分、悲鳴をあげた時には時すでに遅く取り返しのつかない状態だった…なんて事も珍しくありません。
そうなってはダイエットどころではなくなってくるので、必ず週に1回はビールを飲まない日を作るようにしましょう。
まとめ
ビールはダイエットの脅威ではなく、上手に付き合えばストレス解消にもなるしダイエットとしても効果的な飲み物です。
しかし飲み過ぎれば抑制が効かなくなり、太る原因にももちろん繋がってしまいます。
そのため、おつまみや飲む量などを調節して、美味しく楽しくダイエットを続けていきましょう。