緑茶とコーヒーはどちらもダイエットや健康にいい飲み物として知られています。
そんな二つが合わさった緑茶コーヒーダイエットはご存知でしょうか?
実はこのダイエット方法は医療機関でも取り入れられていて、実際に体重の減量や血糖値の減少が確認できているそうなのです。
今回は緑茶コーヒーダイエットのやり方・方法とともに、
- 緑茶とコーヒーの効果・効能の違い
- 緑茶コーヒーで痩せる理由
- 効果的な飲むタイミング
- 飲み過ぎの危険性や副作用など注意点
- カフェイン配合量の比較
など詳しくまとめていきます。
目次
緑茶コーヒーダイエットとは?
緑茶コーヒーダイエットとは、その名の通り、
緑茶とコーヒーを1:1、同じ量で割って飲む
というダイエット方法になります。
緑茶とコーヒーはどちらも適度に飲めばダイエットに良い飲み物として知られていますね。
具体的には、脂肪燃焼効果や血糖値改善といったダイエット面の他、リラックス効果など健康面にもいい影響がみられるといわれています。
つまり、それらを一緒に飲むことで、両方の効能の相乗効果によって、さらに効率的なダイエットが実現しようというのが、この緑茶コーヒーダイエットというわけです。
考案者はダイエット外来の専門家・工藤孝文先生
緑茶コーヒーダイエットを考案したのは、これまで約3万人ものダイエット患者をみてきた工藤孝文医師です。
工藤先生は、多くのダイエット番組でも取り上げられ大ブームを起こした「きゅうり食べるだけダイエット」の監修を務めた方でもあります。
そうなると緑茶コーヒーダイエットも次なるダイエットのブームを巻き起こす予感がしますね。
工藤医師のダイエットが以来の患者からも好評をはくしており、実際に体重が減ってきている方や血糖値が改善されている方は多いとのこと。
なお、きゅうり食べるだけダイエットについては以下の記事もあわせてみてみてください。
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緑茶とコーヒーでダイエットができる理由は?それぞれの効果効能の違い
では、具体的に緑茶とコーヒーからどのような効果が期待できるのでしょうか?
緑茶とコーヒーそれぞれから期待できる効果・効能を見ていきましょう。
緑茶の効果効能
緑茶に含まれる有名な成分としては「カテキン」があります。
このカテキンには、
- 抗酸化作用
- 血中コレステロール低下作用
- 血圧上昇抑制作用
- 血糖上昇抑制作用
- 抗菌・殺菌作用
- 抗ウイルス作用
- 虫歯・口臭予防(脱臭作用)
- 発ガン抑制作用
- 抗腫瘍作用
といったダイエット面から健康・美容面に良い効果を与える効能があります。
またそれ以外にも、緑茶には、
- カフェイン
- 脂肪燃焼効果、利尿作用
- テアニン
- リラックス、血圧上昇抑制
- ビタミンC
- 抗酸化作用・免疫力アップ
- ビタミンB2
- 脂質の代謝を高める
- ビタミンE
- 抗酸化作用
- サポニン
- 血圧上昇抑制
- タンニン
- 脂肪を分解する酵素の働きを高める
- ミネラル(カリウム、カルシウム、リン、マンガンなど)
- 生体調整作用
といった体にいい影響を与える成分が含まれています。
コーヒーの効果効能
一方でコーヒーに含まれる体にいい影響を与える成分は主に以下の二つになります。
- カフェイン
- 脂肪燃焼効果
- 中枢神経を刺激し心拍数が上昇することで新陳代謝アップ
- 交感神経を刺激し、満腹感を感じやすくしたり、脂肪を分解しやすくする
- 利尿作用によるデトックス効果
- 胃腸の働きを良くして便秘解消、肌荒れに効果
- 口臭予防効果
- 覚醒作用で集中力アップ
- クロロゲン酸(ポリフェノールの1種)
- 体内酵素を活性化させることで脂肪燃焼を促進する効果
- 血糖値を下げて太りにくくする効果
- 抗酸化作用でアンチエイジング効果やニキビ予防など肌荒れ防止効果
- メラニンの生成を抑制し美白効果
上記効能のうち、特にコーヒーは自律神経の中の体重や体脂肪のコントロールをつかさどる「交感神経」の働きを活発にしてくれるという事が、大きなダイエット効果をもたらしてくれる要因になっているとのこと。
「交感神経」の働きが鈍いと逆に太りやすくなってしまうので、これを活発化させてくれるのは大きな役割ですね。
またコーヒーの香りには私たちの脳にα波を発生させることが分かっており、それによってリラックス効果もあり、ストレスといったダイエットの敵になる部分も解消してくれます。
他にも、ダイエット・美容以外に
- 肝臓をよくする効果
- 二日酔い防止
- うつ病の改善
- 糖尿病の予防
といった効果が期待できるといわれています。
しかもコーヒーには、胃壁を刺激することで消化液の分泌を促す作用もあるため、消化を促進してくれる効果もあります。
食べ過ぎた後の胃もたれなどを改善するのにももってこいですね。
カフェインによる口臭予防効果もあいまって、脂っこいものを食べた後にコーヒーを飲むと、体や口の中がすっきりとして、なんだか体が軽くなるのはこの効能によるものだったのです。
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緑茶とコーヒーで相乗効果が期待できる!
まとめると、緑茶とコーヒーを飲むことで、まず両方に含まれる
カフェインが脂肪燃焼効果をはじめ、様々なダイエット効果をもたらしてくれます。
そして緑茶のテアニン、コーヒーの香りがリラックス効果をより高めます。
疲労回復効果などもあるとされていますので、疲れたときや忙しくてストレスがたまっているときなどに一緒に飲むと効果は実感しやすいのではないかと思われます。
その他にも緑茶、コーヒーには、それぞれさきほど上げた通り、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールといった成分が含まれています。
これらの成分をバランスよく摂取することでダイエットや美容・健康にいい効果が期待できるというわけですね。
緑茶コーヒーダイエットのやり方!飲み方や方法は?
それでは緑茶コーヒーダイエットのやり方になりますが、とても簡単で
緑茶とコーヒーを同じ割合で割って飲む
という至ってシンプルな飲み方になります。
基本的には1:1の割合で割って飲むとされていますが、コーヒーと緑茶の成分が摂取できれば構わないわけなので、
- 緑茶とコーヒーを混ぜずに分けて飲む
- 緑茶とコーヒーの混ぜる割合を変える
という具合で、お好みである程度はアレンジしても大丈夫でしょう。
ただしダイエットするわけなので、当然ではありますが、砂糖と牛乳は加えず
ノンシュガー、ノンミルク
で飲むようにしてくださいね。
効果的な飲むタイミング
緑茶コーヒーダイエットを行うにあたり、気にしたいのが飲むタイミングです。
厳密にそこまでこだわる必要はありませんが、コーヒーには消化液の分泌を促進してくれる効果があるため、
食後
に飲むことでより効果的なダイエットができると考えられます。
特にたくさんの量の食べ物を食べがちな夕食後に飲むと良いと考えられますね。
胃もたれ対策にもなりますので、体も軽くなってストレスも減りやすいですよ。
また緑茶とコーヒーに含まれるカフェインには、脂肪を効率的に燃焼させる働きがあるため、
運動の20~30分前に飲むといい
とも言われています。
一般的に、運動をはじめて20分が経過するまでは、体の中の脂肪でなく、糖の一種であるグリコーゲンをエネルギー源として使うのですが、カフェインには脂肪を優先的に使うようにしてくれる働きがあるといわれているのです。
ダイエットする人は運動する人も多いともいますので、ぜひ意識してみてください。
緑茶コーヒーは市販・通販でも購入可能
なお、緑茶コーヒーというと今はまだ物珍しいイメージがあるかもしれませんが、実は市販で緑茶と煎茶をあわせたものも販売されています。
もちろんコーヒーと緑茶をご自身で別々に作って混ぜても大丈夫ですが、作るのが面倒だなと思われる方はすでに混ざっているこちらを利用してダイエットしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、煎茶+コーヒー以外にも、「カフェラテ+ほうじ茶」など珍しいものも販売されていたりしますので、興味があればチェックしてみてください。
緑茶コーヒーの味の口コミ
緑茶コーヒーの味の口コミですが、「美味しい」という意見も見られれば、「緑茶の味がしない」「正直まずい」という意見など賛否両論に分かれています。
緑茶コーヒースッキリしててうまいな
— なとちゃん🎾 (@nato3o) 2018年7月5日
アサヒWONDAの緑茶コーヒー。美味いね〜これ。
— ゲンマイ (@negami0914) 2018年6月26日
緑茶コーヒー飲んでみたけど、背後にすら緑茶の気配を感じない。
— はらへりのひと (@kirietty023) 2018年7月2日
好き嫌いは好みにもよると思いますので、まずは少量から飲んで試してみるといいでしょう。
緑茶コーヒーダイエットの飲み過ぎの危険性や副作用
緑茶コーヒーダイエットを行う上で、気を付けたいのが危険性や副作用についてですよね。
緑茶とコーヒー、どちらも自然界の食べ物を食べるわけですから、そこまで危険視する必要はありません。
普通に取り入れていれば全く心配ないと思いますので、あまり不安に思われることはないでしょう。
ただ緑茶とコーヒーそれぞれを飲むにあたって気を付けたいことは、当然ですが注意したい部分になります。
それは何かというと、カフェインの取りすぎになります。
飲み過ぎによるカフェインの過剰摂取に注意
カフェインは適度にとる分には、ダイエットにも健康にもいい成分ですが、過剰摂取には気を付けたい成分になります。
普通にとる分には問題ありませんが、極端に摂取しすぎるとカフェイン中毒になってしまったりなどもありますので、注意が必要です。
欧州食品安全機関(EFSA)による発表によると、成人が摂取しても体に影響がないとみられる1日当たりのカフェインの最大摂取量は
1日400mg
とされています。(ただし体重によって許容量は変わる)
コーヒー1杯(150mL)あたりに含まれるカフェインは60g~80g程度と考えると、1日あたり5杯程度であれば問題ないと考えられます。
緑茶コーヒーでは、両方にカフェインが含まれますので、そのあたりも考慮して、緑茶とコーヒーを混ぜた時に1杯程度の量になるよう調整するなど摂取する量には気を付けてみてください。
毎食後コップ一杯飲むぐらいを目安にするといいでしょう。
ただしカフェインの許容量は身体の大きさにも変わってきますので、まだ体のできていない子供や妊娠中のお母さんなどは飲まない方が安心です。
利尿作用や眠気覚まし作用に注意
またカフェインによる効能で、逆に気を付ける点もあります。
まずカフェインには覚醒作用がありますので、夜寝る前の摂取などは控えた方がいいでしょう。
その他、利尿作用もありますので、夜中にトイレで起きてしまうなんてことも考えられます。
これらはどちらも活動している時間には、集中力アップやデトックス作用として働きますので、良い効果だと言えますが、思わぬ副作用として気にしたい点ではありますね。
緑茶とコーヒーのカフェイン量の違い
ちなみに、緑茶とコーヒーのカフェインの量の違いが気になる方も多いと思いますので、ご紹介します。
カフェイン量の比較
- コーヒー100mlあたり:40mg
- 緑茶(煎茶)100mlあたり:20mg
種類によって、カフェインの含有量は変わりますので、あくまでも目安になりますが、この数値を意識して1日当たりに飲む量を調整するといいでしょう。
緑茶コーヒーダイエットの本
緑茶コーヒーダイエットについては、考案者である工藤孝文医師による本も出版されていますので、さらに詳しく知りたいという方はこちらも参考にしてみるといいでしょう。
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まとめ
緑茶コーヒーダイエットについてまとめると、
- 緑茶とコーヒーを半分半分に割って飲むダイエット方法
- 脂肪燃焼効果やリラックス効果など2つの効能の相乗効果が期待できる
- 飲むタイミングは食後や運動前がおすすめ
- カフェインの過剰摂取に気を付けて飲みすぎないようにする
となります。
まだ比較的マイナーなダイエット方法ですが、すでに混ぜ合わさった「緑茶コーヒー」の商品もあるぐらいなので、まずは味見からしてみてはいかがでしょうか。